インタビュー番組「忘れないよ~3.11の記憶と記録~」 配信のお知らせ

東日本大震災が起こってから2年が経ちました。震災の記録や記憶を未来に伝えることが課題となっており、各地で震災を忘れないためのイベントや運動が起こっています。
2012年度、財団法人たんぽぽの家ケアする人のケア事業部は財団法人JKAの助成を受け、東日本大震災を経験した福祉施設、医療機関職員や家族介護などでケアする人の声や経験を記録するドキュメントプロジェクトを行いました。インタビュー映像を「ケアする人のためのインターネット放送局 ケアラーズジャパン」にて配信します。

東日本大震災直後、福祉施設、医療機関や家族介護などでケアする人は、自ら被災しながらもほとんど休みなく支援(ケア)にあたりました。そして現在も、ケアする人たちの献身的な活動は続いています。しかし報道される機会も少なく、その苦悩は社会に周知されていません。震災当時、被災地のケアする人がどのように行動したのか、現在の課題、想いなどのお話の中に、私たちが学ぶべき知恵や心のあり方を見出すことができます。被災地のケアする人の声を社会全体で受け止め、多くの人と共有したいと考えています。

ケアする人のケア東北ドキュメントプロジェクト
インタビュー番組「忘れないよ~3.11の記憶と記録~」
2013年3月25 日13:00より(順次配信)
☆なお、映像はせんだいメディアテーク 3がつ11にちをわすれないためにセンターからも配信される予定です(日時未定)。

●インタビューについて
宮城県仙台市、石巻市、大崎市、山元町、南三陸町などで支援活動を行ってきた福祉施設職員や医療関係従事者などの11団体のべ14人の方々にインタビューを行い、震災直後どのように行動したか、また現在の状況や課題、想いなどについて伺いました。

[ご協力いただいた方々]
①田口ひろみさん(社会福祉法人山元町社会福祉協議会 工房地球村施設長)
②小泉大輔さん(社会福祉法人山元町社会福祉協議会 山元町障害者地域活動支援センターやすらぎ作業所 相談支援専門員)
③中村れいこさん、他(特定非営利活動法人 住民互助福祉団体ささえ愛山元)
④藤本和敬さん(テラセン[おてら災害ボランティアセンター])
⑤滑川明男さん(仙台市立病院救命救急部医長)
⑥谷津尚美さん(特定非営利活動法人アフタースクールぱるけ理事長)
⑦近田真美子さん(東北福祉大学健康科学部保健看護学科精神看護学 講師)
⑧畠山光浩さん(社会福祉法人洗心会 のぞみ作業所所長)
⑨佐藤利憲さん(仙台青葉学院短期大学看護学科精神看護学講師/NPO法人子どもグリーフサポートステーション)
⑩大石春美さん、三浦正悦さん(医療法人心の郷 穂波の郷クリニック/緩和ケア支援センター“はるか”)
⑪庄司和弘さん(震災こころのケア・ネットワークみやぎ からころステーション 相談員)

[ケアする人の言葉から] 伺ったお話のなかから、一部ご紹介します。
「宮城沖地震が想定されていたので準備や訓練は日ごろからしていましたが…今回の震災では支援者の限界を感じました。支援の必要な人にも支援をする側にも『受援力』が必要です」(谷津尚美さん)
「がんばろうって言葉(ポスター)が嫌になるときがあった」「自分で語り直すことが大事。アウトプットしていかないと」(近田真美子さん)
「一緒に被災したスタッフは自分の意志で現場に留まってくれた」「地域のつながり、普段の関係を高めることが重要だと思います」 (畠山光浩さん)
「(被災地域に)精神科の病院・診療所がなかった」「福祉・医療の分野に限らず、幅広い連携が必要」(庄司和弘さん)


実施主体:財団法人たんぽぽの家
協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭、せんだいメディアテーク 3がつ11にちをわすれないためにセンター
助成:財団法人JKA

この事業は、競輪の補助を受けて実施します。